動画制作で稼ぎたいけど何から始めていいかわからない。。稼げるようになるまでの具体的な道のりやそのためにやるべきことなんかを知りたいなぁ。
そんな初学者さんのお悩みを解決します。
この記事でわかること
- 動画クリエイターになるためにやるべきこと
- 動画クリエイターとして稼ぐまでの道のり
この記事の執筆者
世の中の働き方や価値観が徐々に変わっていき、個人で稼ぐことの重要さが段々と明確になってきたこの時代。動画制作を副業にしたい、もしくは本業にしたいと考える方も多いと思います。
ですが知識0からのスタートとなると、何から始めればいいのか、どうやって稼げるようになるのか、その辺りがわからないものです。
私も動画クリエイターを目指し会社を辞めたときは動画制作に関するスキル、資金、コネ、人脈、経験全てが0からのスタートで右も左もわかりませんでした。
そんな初学者さんや動画制作を始めるか迷っている方に向けて私なりの動画クリエイターロードマップをまとめました。それでは本文をご覧ください。
動画クリエイターの定義
まずこの記事でいう動画クリエイターは動画編集者とは違いますので、動画編集者を目指している方はブラウザをそっ閉じしてください。
動画クリエイターと動画編集者の違い
動画クリエイターと動画編集者はよく混合されがちですが全く別のものです。わかりやすく例を用意しました。
動画クリエイター
動画編集者
動画クリエイター
企画・構成・シナリオ・デザイン・アニメーションを全て請け負い一つの作品を作るイメージ
動画編集者
映像素材を切り貼りして編集しテロップや字幕をつけるイメージ
このような違いがあります。そしてこの記事は動画クリエイターを目指す方に向けて書いています。
【ステップ①】まずはスキルを磨こう!(1ヶ月)
スキル・資金・人脈・経験全てが0からスタートする場合、最初の出発点はスキルを身につけることです。なぜなら【資金・人脈・経験】どれを得るにもまずは制作スキルが必要だからです。
資金▶︎報酬をもらうためには依頼が必要で、依頼をもらうためにはスキルが必要です。
人脈▶︎人脈を得るためには自分のスキルで相手にメリットを与えることが必要です。
経験▶︎経験を得るためには依頼を受けるレベルのスキルが必要です。
そして動画クリエイターとしてのメジャーな道は大きく分けて2つあると考えられます。それはVyondを使ってVyondクリエイターになるかAfterEffectsを使ってAEクリエイターになるかです。
2つの主な特徴
ツール | 学習のハードル | やれること | 案件数 |
---|---|---|---|
Vyond | 低い | 工夫次第 | 少ない |
AfterEffects | めちゃ高い | めちゃ多い | 多い |
それぞれのメリット
ツール | メリット |
---|---|
Vyond | 操作が簡単な分、同時進行でデザインやシナリオや営業などのスキルが学べる |
AfterEffects | 高品質な動画を制作できるため高単価案件を受注しやすい |
それぞれのデメリット
ツール | デメリット |
---|---|
Vyond | 差別化ができにくく企業案件を取るには工夫やオリジナリティが必要 |
AfterEffects | 操作・機能を会得するまでの道のりが険しく挫折する確率が高い |
それぞれの詳細については割愛しますがイメージとしては以下のような動画です。
Vyond
AfterEffects
もちろんどちらでも企業案件を取ることは可能ですが、Vyondは工夫が必要でAfterEffectsはある程度の学習が必要です。
「 Vyond 」or 「 AfterEffects 」のスキルの上げ方はこちら
【ステップ②】デザインを学ぼう!
むずかしい操作や細かな機能を会得したからといって完成度の高い動画が作れるわけではありません。なぜなら動画制作にはデザインの知識が深く関わっているからです。
ステップ①と並行してデザインを学び会得したスキルを具現化していく必要があります。
デザインはセンスではない
一般的にデザインと聞くと生まれながらの美的センスが必要だと思ってる方が非常に多いですが
デザインはセンスではなく知識です。
例えばファッションモデルにポスターのデザインを任せてもいいデザインができるとは限りませんし、 部屋のインテリアがおしゃれな人にチラシのデザインを任せてもいいデザインができるとは限りませんし、 美容師にサムネのデザインを任せてもいいデザインができるとは限りません。
このようにデザインと個々の美的センスは関係なく、必要なのはその分野ごとの専門的なデザイン知識です。
そんな知識の会得に非常に役立つ本があるのでいくつかご紹介します。
中身を見たことないものは紹介できないので私が実際に使い倒した本だけを紹介します。
おすすめのデザイン本
なるほどデザイン
デザインする上でのルールや手順を図解・イラスト・写真などの豊富なビジュアルで、楽しみながら学べます。デザインで「何を優先して伝えたいか」を決める重要性を解説しているため、デザインについてよくわからないという初心者の方には特におすすめです。
▶︎なるほどデザインはこちら
あたらしいあしらい
「デザインに正解はないけれど不正解はある」ということを教えてくれる本です。間違ったデザイン➡️間違った理由➡️その間違いを直す理由➡️直した後のデザインといった構成になっており今後自分が不正解を避けられるようになるデザイン本です。
▶︎あたらしいあしらいはこちら
けっきょくよはく
「あたらしいあしらい」と同じシリーズです。そのため同じ構成で「余白」について徹底的に教えてくれる本です。余白がデザインを制すといってもいいくらいデザインにおいて余白は重要です。初学者がデザインについて知るためにもこの本は必需品です。
▶︎けっきょくよはくはこちら
デザインはアウトプット
デザインはアウトプットを量産した人だけが上達します。アウトプット量産のコツは「自分に関わるデザインを制作すること」です。
Twitterのヘッダー、アイコン、youtubeのサムネなんでもいいですが自分ごとと捉えた方が手も頭も動きますし、いくらでもトライ&エラーが行えます。
デザインのアウトプットにおすすめなのがCanvaというツールです。illustratorやPhotoshopほど敷居が高くなく操作が体感的なのでアウトプットの量産にスピード感が出ます。ぜひデザインをたくさん制作してみてください。
デザイン学習についてはこちらの記事にて10000文字クラスでまとめてあります。ぜひご参考ください。
【ステップ③】ポートフォリオを作ろう!(1ヶ月)
クラウドソーシングに登録するにしても、SNSで発信するにしても、オフラインで営業するにしても自分のできることを相手にイメージしてもらうためには何らかの制作物が必要です。
とはいえ、駆け出しの時期には公開できる案件の実績を持っていません。そこで案件実績に代わる制作物がポートフォリオです。
思考停止でポートフォリオを作ってもあまり効果はありません。需要に刺さるようなポートフォリオを制作しましょう。
ポートフォリオは最低でも3つは持っておくことが理想です。自身のアウトプットにもなりますので、できれば1ヶ月の早いスパンで3本の制作を目指してみるのがいいでしょう。
【ステップ④】自分のホームページを作ろう(1ヶ月)
「ホームページなんて作れないし作って意味あるの?」と考えたかと思います。ご安心ください。あなたと同じでみんなそう思っています。だからこそ周りを見た時に自分だけがホームページを持っていればそれはかなりの強みです。
ホームページはワードプレスを使って楽勝で作れます。
実際に私はホームページ制作知識0からスタートしデザインから構成から全て自分で制作しました。
「ホームページ必要?」と思った方はクリエイターがホームページを持つメリットを下の記事にまとめていますのでぜひご参照ください。
【ステップ⑤】クラウドソーシングサービスに登録しよう!
ここまでの準備を重ねていれば駆け出しの動画クリエイターとしては充分すぎるくらいです。あとはサクッと案件を取って実務経験と実績をコツコツ増やすだけです。
案件の取り方はさまざまありますがコネも人脈も実績もない状態だと「自分でゴリゴリ営業する」か「クラウドソーシングサービスに登録する」かの2つに絞られます。とはいえ実績がない状態で見知らぬ人にゴリゴリ営業するには中々の精神力が必要です。
そんな駆け出しクリエイターにおすすめなのがクラウドソーシングサービスの活用です。その中でも最もおすすめなサービスがココナラです。
下の記事で駆け出しクリエイターにおすすめな理由・ココナラの活用方法・戦略などをまとめていますのでご参照ください。
スキルを積んで、デザインをしっかり学び、ポートフォリオを用意してココナラに挑めば1本5万円の単価は付けられます。1本5万円✖️2本=10万円です。まずはこの実績を目指しましょう!
まとめ
スキルの会得(1ヶ月) + ポートフォリオ(1ヶ月~2ヶ月)で計2〜3ヶ月。並行してデザインの学習や自分のメディアの構築に時間を費やせば必ず案件が取れます。
価値提供できるのは自分の価値を高めることに労力を投資した人だけです。つまり誰でも簡単に稼げるということは「その稼ぎ方に価値がない」ことと同様です。
楽に稼げる、簡単に稼げる、初心者でも稼げる、誰でも稼げる、そんな方法が色々転がっていますが最後には「価値提供できる人間」が残ります。
私も全て0からのスタートでした。それでも動画クリエイターとしてフリーランスになることができました。
ぜひあなたもこの記事を参照に動画クリエイターとしての道を切り開いてください。応援しています!